日本の映画界で一線でご活躍中の東陽一監督作品、「風音」。
東陽一監督が沖縄の作品?と思ったのですが、
調べた所、長編一作目が「沖縄列島」という映画らしく、
かなりの沖縄通なのではないかと思います。
作品自体も、沖縄の田舎、しかも本部半島、今帰仁村あたりの、
集落の景色や人の姿を、とてもリアルに表現されています。
(実際は、今帰仁村のオジイと話しをすると、もっと何を言ってるのか
わからないことも多いですが。笑)
この映画、主人公や子役は沖縄の素人の方が大半です。
しかし、まったく素人臭さが目につくのではなく、
それぞれのキャストの味がとてもよく出ています。
主役の上間宗男さんは、地元、具志区長さん、
内地からの転校生の子役も、一見、内地の子供のように見えますが、
地元の子供さんのようです。
そこに、ともて大人で清楚なイメージのつみきみほさんなど、
キャストそれぞれがとても良い味を出しています。
沖縄の生活や風土はもちろんのこと、
戦争、DV問題なども織り交ぜられたとても考え深い映画です。
ちょっと気になると言えば、
沖縄のことを何もしらない人がみたら、
沖縄の田舎なら、何をやってもバレないのか?
と、勘違いしてしまう人がいないか心配になりましたが、
ま、そんな人間はいないでしょうね(笑)
様々、沖縄を舞台にした映画がありますが、
他の監督作品とはまた違った角度から沖縄を感じることのできる映画です。
出演: 上間宗男, 加藤治子, つみきみほ, 光石研,北村三郎,吉田妙子
監督: 東陽一
2004年
<アマゾンより>
の人間模様が独創的な音楽、脚本に乗せて綴られていく。
内容(「Oricon」データベースより)
目取真俊書き下ろしの脚本を、東陽一監督が映画化。夏の沖縄を舞台に、“泣き御頭”から聞こえる風音と揺れ動く人々の姿を描いたドラマ。
TSUTAYA DISCASでレンタル可能です。 |
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