1982年と少し古めの映画。
架空の世界を演出した映画ではあるのだが、赤瓦にシーサー、言葉は九州、服装は古い中国。
と、あまりにも地域性が出ていて、かなりの違和感を覚えました。
さらに、貞操という部分からの切り口で入る映画の為、とても嫌悪感を覚えました。
しかし、後半になれば、メッセージ性が出ていて、なかなか面白い映画だと見方が変わりました。
ただ、設定を架空にするのであれば、もう少し沖縄とか九州などの地域性を消した方が良いように感じます。
架空の世界との設定を知らずに見たら、沖縄の古い文化が紹介されているような捉えかたをされる危険性も感じました。
ただ、寺山修司監督だけあり、とても演劇舞台のような作りで面白かったです。
舞台で見たいとも感じました。
出演:小川真由美,山崎努,原田芳雄,高橋洋子,高橋ひとみ,石橋蓮司,天本英世,三上博史,新高けい子
監督:寺山修司
1982年
<アマゾンより>
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
架空の村を舞台に、タブーを犯していとこ同士で結婚したがゆえに村八分にされた夫婦を中心に、近代化の波を受けて変化していく村落を幻想的かつ呪術的に描いた映画詩。47歳でこの世を去った寺山修司監督の遺作となる。
内容(「Oricon」データベースより)
いとこ同士で結婚したスエと捨吉は、タブーを犯したために本家の大作や村人たちから馬鹿にされ、半ば村八分になっていた。
架空の村落共同体が文明の近代化の波をかぶって変貌して行く過程が、様々なイメージとエピソードで幻想的に描かれる作品。
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