ここ数年、沖縄への移住者は増加しています。
一時ほどではなくなってますが、それでも、沖縄県への転入者数は2万人を超えています。
また、転出者は転入者の2〜3千人低い人数のようです。
沖縄自体、仕事を内地に求める人も多いので、絶えず、転入転出がある県ですが、
それでも、毎年2〜3千人は人口増加しています。
最近の沖縄は、本土の企業なども多く入ってきているため、転勤で沖縄に来られ、また転勤で本土へ戻られる方も多いのではないかと思います。
なので、実際に沖縄が好きで沖縄へ移住している人数を掴むことは難しいように感じています。
しかし、いろいろな移住の方の体験などを調べてみると、沖縄に移住したものの、
生活に馴染めず、2年程度で戻っている方も多くいらっしゃるように思います。
沖縄移住には、様々なパターンがあると思います。
海やダイビングが好きだったり、沖縄でのスローライフを望んでる方、
老後を沖縄でと考えてる方も多いです。
沖縄のゆったりした風土に憧れ、何かあるのでは、、、と漠然として移住する人も多いようです。
沖縄移住に関しては、最近は様々な問題も出ています。
顕著に現れているのが、石垣島。
移住はしているものの、住民票を移さず、結局税金を沖縄に払わず、しかし、下水や道路の問題を役所にクレームを付ける方や、
子供がいらっしゃる場合、内地のママさんグループで、地元の先生を批判するなど、
ちょっと目にあまるような行為があることも聞きます。
こういった「郷は郷に従え」との言葉を教えてあげたくなるような方は論外ですが、
それでも、最近は、中途半端な気持ちで沖縄へ移住してきて、
「みたものか!1年で結局、内地に戻ってる」
なんて、批判めいた言葉を発する方もいますが、
私は、沖縄に住んでみたいと思うのであれば、たとえ1年でも2年でも、移住してもいいと考えてます。
本土で沖縄のことを見聞きしていると、過去の戦争のこと、基地のこと、琉球王国のこと、
沖縄の生活水準のこと、失業率のこと、環境のこと、、、
いろいろ、頭でっかちなります。
そして、いろいろ意見をもったりするようになります。
しかし、沖縄に来て、沖縄に住民票も移し、車のナンバーも「沖縄」に変更し、
近くのスーパーで買い物をし、沖縄のテレビをみて、
日常になった今、中途半端に沖縄のことを語れなくなりました。
中途半端に語るではなく、日々の生活があり、基地の問題よりも、
スーパーの安売りの日の方が気になります。
沖縄にもいろんな人がいます。
軽い気持ちで、沖縄のコアな面の話しをしたり、批判なんてできるものではありません。
たとえ沖縄で、たった1年だけ生活をしても、何か感じることができるものがあると思います。
沖縄も最近は自然が破壊され、温暖化以外の直接的で人為的なことで、海が汚れています。
離島では、移住者が増えることで、問題も大きくなる面もあるかと思いますが、
本土の人間が、沖縄のことを肌で感じて、沖縄のことを真剣に考えることができるのであれば、
一度、沖縄に住むってことも良いことなのかと思っています。
ただ、条件として、
移住したら、住民票は移すこと。
沖縄の方式に従うこと。
とても大切なことかと思います。
「住民票を移すこと。」
これは、沖縄にちゃんと税金を収めるってことです。
沖縄に税金を収めず、沖縄で選挙にも行かず、だた沖縄に住んでいることは、沖縄県にとってはお荷物な存在になるかと思います。
「沖縄の方式に従うこと。」
沖縄も日本なので、なんら大きく違うことはないですが、
沖縄の人は時間にルーズだとか、沖縄の人は適当だとか、、、いろいろ言われますが、
その感覚って、無駄に几帳面な日本人特有の感覚かと思います。
世界規模で考えた場合、沖縄は普通だと思います。
そういった面で、沖縄を批判したり、上から目線で小馬鹿にするようなことをしないようにすることかと思います。
それ以外でも細かい部分でいろいろ思う部分もありますが、沖縄という土地が好きであれば、沖縄へ移住してもよいと思います。