沖縄移住-3・沖縄でのアパート探し
沖縄に引っ越したのは6月。
その2ヶ月前の4月にお家探しを始めました。
もちろん、大阪でネットで見てはいましが、やはりちゃんと現地で探さなきゃ!
ってことで、不動産屋さんだけいくつか控えて沖縄へ。
4月ということもあり、良い物件は少ないだろうと思い、じっくり探すことに。
友人宅に転がり込み、約10日ほどかけて探しました。
条件は、
・モノレール(ゆいレール)沿線。
仕事の関係でちょくちょく飛行機に乗ることを考え、モノレールの駅から徒歩範囲。
必然的に那覇となります。
・最低2部屋。
自宅での仕事になるので、ワンルームとかだと息が詰まる。
最低、寝る部屋と生活する部屋は分けたかった。
・駐車場は下駄タイプで一階が駐車場。
沖縄は日差しが強いのと潮風なので、青空駐車だと紫外線で色褪せ&錆びるのが早い。
・家賃は5〜6万で駐車場付き。
これさえ満たしていれば、築は気にしない。
ボロアパートでもOKというスタンス。
さほどの条件ではないものの、想像していたように、ぴったりの物件にはなかなか出会えない。
首里方面で比較的新しく、部屋も広い物件もあったが、どうも何か出そうな暗くジメッとした物件を覚えている。
部屋探しもお見合いと同じで印象も大事だと思ったので、妥協せずお断り。
いろんな不動産屋を訪ね実際に10部屋くらいは見た記憶があります。
そして、3日後には大阪に戻らなければならない日、那覇空港に近い場所で広めのワンルームと出会いました。
とにかく、眺めが良い。那覇空港方面が一望でき、当初の予定より少し部屋は狭いものの、ここが良いかも!と思う物件と出会いました。
ただ、その部屋にこもって仕事をするとなると、少し狭い。
不動産屋さんには、2日ほど待って欲しいとお願いし、翌日も部屋探し。
比較的、家賃の高めの地域を回っていたので、飛び込みで不動産屋に入って条件を言うと、鼻で笑われるような態度の不動産屋も。どことは言わないが、テレビCMを打ってる看板を出してる不動産屋。
なかなか見つからず、トボトボ歩いていると、ふと、小さな不動産屋を発見。
あまり期待もせず、入って見た。
条件を出したら、出てくる!出てくる!
数分で条件に見合う、物件が3件程度ありました。
そして、驚いたのは、その不動産屋さん、この条件を聞くなり、いろんな大家さんに電話をかけ、今度部屋が空く予定はないかと、色々聞いてくれていました。
何より、とても対応も親切。
そして、早々に物件を見に出発。
4件ほど部屋を見た中に、ぴったりの物件が!
地区は35年と古いのだが、大家さんが内装業をやってることもあり、昔は畳部屋だったものをフローリングに変え、四畳半だった部屋をぶち抜いて、広めのダイニングにしている。また、大家さんも同じ年代の方で、そこそこ今時の内装にしてくれていた。
6畳2部屋に8畳のダイニングキッチン。
ちょっとした出窓付き。
角部屋。
沖縄では古い物件には風呂なしも多いのだが、風呂付き。風呂とトイレは同じなのだが、今時のユニットバスではなく、そこそこ広いバス&トイレルーム。
家賃は5.5万。
徒歩3分以内に、コンビニ、郵便ポスト、何より居酒屋が数件。
5分程度の場所に、サンエーとかねひで(スーパー)がある。
とは言っても、繁華街ではなく住宅地。
決してゴミゴミしたような場所ではない。
ただモノレールの駅までは徒歩15分と少し離れてますが、モノレールを使うのは毎日ではないので問題なし。
一瞬で、ここに決めました。
実はこの部屋、不動産屋さんが電話で問い合わせてくれていた部屋。
まだ、不動産屋さんに仲介を申し込む前の状態だったようです。
物件を見たのは3階。この部屋はすでに借り手が決まっていて、そのあと、すぐ下の階の部屋が空く予定だったのだ。
この時点でまだこの部屋には人が住んでいた。
こっちは6月に引っ越したいとの希望だったので、不動産屋さんが大家さんにそれまでに内装を綺麗にしてくれるように交渉もしてくれていました。
当初、2、3年、とりあえずの場所に住んで、その後、また良い場所を探したらいいかな。と思ってましたが、結局このアパートに12年住み着いています。
住んでみてマイナスだったのは、
想像してたよりも前の道の交通量が多く、時々テレビの音がかき消されることがある。
当初、水道水からサビ水がでることがありました。(沖縄の古い物件はサビ水が出ることが多い。)
何度かアパート全体の修繕をして、今は綺麗な水がでるようになっています。
後、西日がキツイ。しかし、ベランダと西側に窓があるので、日差しがちゃんとあり、風通しも良いので夕方の西日は遮光カーテンでシャットアウトしています。
角部屋ってことで、風通しもよく、夏場でもクーラーを入れるのは昼の2時頃から。
それまでは、風があれば冷房なしで過ごせています。
また、ベランダへの日差しもあり、洗濯物も乾きやすい。
昔のアパートなのか、ベランダも少し広めなので、風向きによっては雨の日でも台風でも窓を開けてられます。
と、我が屋の自慢話しをしてもなんの約にも立たないでな。
言いたいのは、家探しは時間を取った方が良いと思います。
見合いと同じようなもので、ネットでもビビッときて良い物件に出くわすこともあるとは思いますが、沖縄の場合、安かろう悪かろうの物件も多いです。
そして、何よりも不動産屋さんを選ぶのが大切かと思います。
今はネットで内見もできる時代ですが、ネットなどなくとも地元に根付いた不動産屋のネットワークはハンパないと思います。
大家さんと直接交渉してくれるような、地元に根付いた不動産屋で探して見るのが良いかと思います。
数年度、地元の友人も増え、自衛隊の人たちとも仲良くなり、しょっちゅう飲むようになったのだが、この不動産屋さん、大人気のようで、多くの自衛隊の人が世話になっているようです。
地元出身の自衛官も、本土から引っ越してくる時にこの不動産屋を紹介しているとのこと。
夫婦とスタッフ1人だけの不動産ですが、今も元気に営業中です。
沖縄の場合、人と人との繋がりで商売が成り立つ世界です。
不動産だけではなく、見た目にはボロいと思われるようなお店などに、思わぬ大発見があるのが沖縄の大きな魅力です。
次回はいよいよ引っ越し!