本物の琉球畳(ビーグ)の魅力・本土のい草とビーグは違うもの
人気の琉球畳
ここ数年、人気の琉球畳。
縁がなく正方形であることからお洒落で、また、様々なカラーも販売され、通常の畳から琉球畳に置き換える方も増えているそうです。
最近では、日本文化が好きな海外の方が気軽に部屋に敷くことができる琉球畳を購入されているとも聞きます。
最近は縁がなく正方形であれば琉球畳と認識されているようです。
沖縄の文化が日本全体に広がったことはともて嬉しいことですが、本当に沖縄で使われてきた本物の琉球畳と比較的安価で販売されている琉球畳との違いを調べて見ようと思います。
本物の琉球畳とは
本土の畳で使用されているイグサは、主に『セトナミ』『イソナミ』と言われる品種。他にも『岡山3号』『秋凪』『ひのみどり』『ひのはるか』など新しい品種があるようです。
しかし琉球畳の素材は、いわゆるイグサ部分が沖縄や九州地方で栽培されている、カヤツリグサ科『七島藺』(しっとうい)が使用されているものになるそうです。
沖縄ではこのカヤツリグサを『ビーグ』と呼んでいます。
主に、沖縄県のうるま市で栽培されています。
本土のイグサとの違いは、イグサよりも3〜4倍の太さで、竹ひごに近い硬さがありイグサの5〜6倍の強度があり、耐久性が高いのが特徴です。
硬めの素材であることから、夏場はひんやりと心地が良く、使い込むほど艶が出るもの特徴です。
暑い沖縄で利用されてるのがわかりますよね。
そして、ご存知の通り、縁がなく正方形なのが特徴です。
昔からの琉球畳は、根本的に素材が違うってことですね。
琉球畳のサイズ
購入を検討されている方にとっては少し
基本的には半畳サイズ。880×880mmが通常のようです。
(一部、820×820mmサイズ)
琉球畳は高額
購入を検討されている方にとっては少し残念ですが、本物の琉球畳は高額!
さらに、通常の畳の倍の枚数となるので割高。
琉球畳も一般的な畳も様々な価格のものがあるので、一概には言えませんが、琉球畳は倍程度の価格はします。
高額な理由は、上記に書いたように非常に硬い素材であるため、手作業での加工となり一人1日で2畳程度を作るのが限界。
また、本土のイグサは稲のように機械での収穫も可能のようですが、ビーグの収穫は太く硬いため手作業で刈り取りとなり、それだけで人件費もかさみ高額になります。
余談・実はビーグはスーパーフード
実は沖縄のイグサであるビーグは食べられるんです。
食べるビーグはまた後日記事にします。
琉球畳の購入
琉球畳であっても、沖縄産ではない一般的ない草を使用したもの、中国産、い草が中国産、そもそもい草ではない製品も数多くあります。
品質が良く本物の琉球畳を希望されてる方は、実際に沖縄の畳店などに直接連絡して購入することをお勧めします。
いくつか沖縄の畳店を調べてみました。
本土への発送などに対応しているかは不明ですので、直接お問いわせしてみてはいかがでしょうか?
■たかえす畳店ホームページ
https://takaesu-tatami.com/
ここで琉球畳を買ってはいませんが、以前、襖の張り替えなどをお願いした際、非常に丁寧で金額も激安ではないですが、良心的で仕事も綺麗で信頼できるお店でした。
こちらに連絡をして、相談に乗ってもらって、見積もりをお願いすると良いかと思います。
沖縄の方は、襖や障子、畳の張り替えなどでもおすすめです。
那覇市小禄に店舗があります。
空港から車で15分程度の場所です。
県産ビーグ畳 8000〜(半畳)
■川武タタミ店ホームページ
https://www.okinawatatami.com/
沖縄県産ビーグから中国製のものまで幅広く取り扱ってられ、製造から張り替えまで行われています。
県産ビーグ畳 18000〜
■嘉手納畳店ホームページ
https://www.kadenatatamiten.com/
最近の住宅のデザインなどにも対応した畳を提案してくれそうな感じのお店です。
県産ビーグ畳 19000〜
■山川たたみ店ホームページ
https://www.yamakawa-tatami-factory.com/
名護市(北部)の畳店
県産ビーグ畳 17500〜
ネット購入
最近はネットでも様々な琉球畳が購入できるようになりました。
数少ない楽天で購入できる沖縄県産のい草を使った琉球畳(楽天)
|
アマゾンで評価の高い国産の琉球畳(沖縄のビーグではありません)
国産い草 ユニット畳『あぐら 12枚セット』ナチュラル(#8318050) 約82×82cm 置き畳 日本製 tatami ジョイントマット プレイマット ベビーマット フロアマット 国産
その他、カラフルな琉球畳(風)