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沖縄でのレンタカー運転、沖縄旅行の前に知っておくべき沖縄の道路事情と注意事項

沖縄での運転

はじめに・沖縄の道路は運転しやすい?運転しにくい?

沖縄旅行での移動手段として、もっとも便利なのがレンタカー。
しかし、ペーパードライバーだし・・・
沖縄って走りやすいの?
田舎道?
それとも都会?
不安が・・・

ネットで調べても、
「沖縄の道路事情は悪い」
「沖縄は運転しやすい」
など、サイトによって言っていることがバラバラ。
どないやねん!って感じですよね。

結論から言うと、答えは

「行く場所と運転技術次第」です。

無責任ですが(笑)

国際通り
国際通り日常

沖縄在住18年。
これまで沢山のレンタカーの運転風景や、困っている観光客の姿、そして地元の人たちの日々の運転や道路事情を見てきました。
そして今もそんな沖縄で生息中。
その経験をもとに、他のサイトと重なる部分もありますが、できるだけリアルな実情を交えてお伝えします。

少し長くなりますが、ほぼほぼ沖縄の道路事情を網羅しているので、参考にしてもらえるとマンモスうれCです。

道路事情の実態

渋滞・沖縄は渋滞が多い?混雑しやすい道路と時間帯

沖縄の渋滞

20年前に比べれば沖縄の渋滞はかなり緩和されましたが、それでも那覇周辺など人口密集地では今も渋滞が激しいエリアがあります。

ラッシュ時の国道58号線・330号線をはじめ、那覇市・浦添市・宜野湾市・豊見城市・北谷町・名護市といった人口密集地の幹線道路や大きな交差点はフツーに渋滞しております。

また、沖縄の人は抜け道が大好物!
普通に幹線道路を走っても大差はない時でも、わざわざ狭い抜け道を利用している人が多く、一見空いていそうな狭い道でも、みんな抜け道を通るので渋滞していることはよくあります。

雨の日の沖縄は渋滞とスリップに注意

雨が降ると渋滞はさらに悪化。
視界不良による減速、徒歩からタクシーやバスへ、送迎の車の増加などが重なるためです。

さらに、沖縄の道路はサンゴ礁由来の石灰岩を含んでおり、熱で浮き出た油分と相まって非常に滑りやすい箇所が多くあるので、雨天時はいつも以上に慎重な運転を心がけてください。

バスレーン規制に注意

国道58号線などでは、ラッシュ時に『バスレーン規制』が敷かれる区間があります。特に朝夕の「那覇市〜浦添市間」「浦添市〜宜野湾市間」は要注意!

バスレーンの標識
沖縄県警察サイトより

「左車線、空いているやん!」と思って左折目的以外で走ってしまうと、レンタカーであっても容赦なく赤いライトをつけた例の車が音を鳴らしてやってきます。

詳細は以下の「沖縄ガイドナビ」や「沖縄県警察」のページ(英語・中国語・韓国語のPDFあり)で確認できます。

中央線変移という恐怖の時間規制

時間帯の交通量に応じて中央線の位置そのものが変わる、なんとも恐ろしい「中央線変移」という規制が、沖縄には今も残っています。まさにガクブル。
かつては全国各地にありましたが、複雑で危険なため多くの地域で廃止され、現在では珍しい規制です。なぜに沖縄に残っているのか?

中央線
このマークが移動します。

対象となるのは朝夕のラッシュ時、以下の2区間です。

  • 国道507号・330号(国場〜旭町)
  • 県道29号(松川西〜安里十字路)

これは、沖縄在住者の私でもここを走る時はドキドキします。

これも、沖縄ガイドナビに詳細が書かれています。

駐車スペース狭っ、問題!沖縄は駐車場が狭い?レンタカー利用時の注意点

ペーパードライバーにとって悩みの種になりやすいのが駐車場。
車の止めやすさで行き先を考えてる方もいるのでは???

那覇市内のコインパーキングや街なかの小さなスーパー、カフェなどは、1台あたりのスペースがかなり狭いことが多いです。
沖縄は軽自動車が主流の社会のため、駐車場によっては「軽」専用スペースが半分近くを占めていることも。

以前、国際通り近くの駐車場で見かけたカップルのはなし。

彼氏が運転、
何度も何度も切り返してもバックで駐車できず、助手席の女性がだんだん不機嫌に・・・最終的に女性と運転を交代。彼女があっさり一発で駐車を決め、車内の空気が冷え冷えになっていたのが印象的でした。

出発前に、「運転は俺にまかせろ!」「私、車の運転、ちょー苦手!」とか言ったのを妄想しておりました。

運転を任せる人が誰なのか、出発前に確認しておくと、いろいろ安心です。

沖縄の狭い生活道路は無理に入らない

狭い道

沖縄に限った話じゃございませんが、古い集落には車幅ぎりぎりの道や、なぜこの角に石???
とか、進むにつれてどんどん狭くなる恐怖の道が多く存在します。ナビが案内してくるからといって油断は禁物!そうした道への進入は避けたほうが無難です。地元住民が軽自動車でようやく通れるような道では、運転が下手だと前進もバックも難しくなり、立ち往生してしまうことがあります。

筆者、何度も経験済み。

道路にはあんな人やこんな人がいろいろ運転している

車社会の沖縄。
いろんな人が運転しています。

公共交通機関が充実していない沖縄では、高齢者でも車の運転が必要な人は沢山います。高齢ドライバーの割合も高いです。高齢で農業してれば、軽トラの運転は必須。

また米軍関係車両もチラホラ。「これ何に使うんだ?」という大きな謎の軍用車とすれ違ったり、自衛隊の不発弾処理隊の車両がサイレンを鳴らして走っていることもあります。

近年は外国人観光客のレンタカーも急増!
それに伴って事故も激増!
筆者の体重は微増!!
走行方向が逆の国からの旅行者は、右左折時に思わず逆走してしまうケースもあり、外国人運転者の車には「外国の方が運転しています」と書かれた識別用のステッカーが貼られています。

高齢者や外国人ドライバーが多いことを踏まえ、常に注意をしながら、また譲り合いの気持ちを持って運転しましょう。

データで見る実態

沖縄県警のまとめによると、2024年に県内で発生したレンタカーの交通事故は1万1299件。うち外国人(米軍構成員を除く)によるものが3845件で全体の約34%
内訳は人身事故181件中、外国人によるものが44件。
物損事故1万1118件中、外国人によるものが3801件。

事故全体を単純計算すると、レンタカーの事故は1日あたり30件以上、人身事故もほぼ2日に1回のペースで起きている計算になります。十分な注意が必要です。

出典:琉球新報

自動車事故イメージ

沖縄でレンタカーを運転するときに注意したい『Yナンバー』

Yナンバー

沖縄には米軍関係者が所有するYナンバーの車が多数走っています。(ほかにも、EやAってナンバーもあります。レアキャラですが)
多くはマナーを守って運転していますが、残念ながらごくごく一部には国道58号線や高速道路で乱暴な走りをする車もあるのが実情。そうした車を見かけたら、無理に張り合わず距離を取って、先に行かせるのが得策です。

万が一Yナンバー車と事故を起こした場合は、警察への連絡はもちろん、Yナンバーであることを伝え、基地内警察(MP)への連絡も警察に依頼しましょう。


沖縄自動車道・高速道路を運転するときの注意点

沖縄高速道路

基本的には走りやすい高速道路
沖縄自動車道(南行き)は那覇方面へ向かう手前まで、空港方面への出口以外に分岐がなく、道に迷う心配はほとんどありません。走りやすい道路です。まれに出口を間違うこともありますが、狭い沖縄、そうそう迷子にはなりませんので。

高齢ドライバーの自動車
ただし車社会ならではの事情として、高齢ドライバーによる軽自動車・軽トラックがここは農道か!?って感じのビックリ速度で走行していることがあります。
少し厄介に感じるかもしれませんが、大目に見てあげましょう。

許田インターの渋滞
那覇から日帰りで美ら海水族館やジャングリアなど北部の施設へ行き、夕方に帰る際、週末は許田インター(高速道路北の起点)の入り口が混雑することが度々あります。

許田インター

北部でのイベント開催時や桜のシーズン(1〜2月)は特に混みやすいので、時間に余裕を持って行動しましょう。

気をつけないといけないのが、沖縄自動車道には覆面パトカーが常に北に南にと走っています。レンタカーであっても容赦なく取り締まられます

速度には十分注意!!

北部に入ると交通量が減り、つい速度を出してしまうレンタカーも見かけますが危険です。とっても危険です。前述の通り、それ以上のスピードで走るYナンバー車やビックリ速度の軽トラなどとの事故は命に関わります。

那覇〜名護間は約70km。
飛ばしても短縮できる時間はせいぜい10分程度。
「よんなーよんなー」(沖縄方言で「ゆっくり、のんびり」)の気持ちで走りましょう。


沖縄の運転マナーについて

何かと、話題になる沖縄の運転マナー問題。

東京とか大阪などの都市部ではマナーが浸透してますが、地方都市はまだまだマナーが浸透していないこともありますよね。「○○ルールとか」「○○走り」などと呼ばれる、いわゆるご当地ルールという名のルール違反。ってか法律違反。
沖縄もそんな感じで、沖縄だけ特別にマナーが悪いってほどでもないです。

沖縄には決まった呼び方はないものの、ウインカーを出さなかったり、バイクのすり抜け、原チャが右折するでもなく普通に右車線を走っているなど日常の風景です。

注意しておきましょう。

沖縄北部では動物の飛び出しに注意

沖縄の動物飛び出し注意標識
様々な飛び出し標識がありますよ

北部(大宜味村以北の東村・国頭村)を走る際は、動物の飛び出しにも気を配ってください。象やキリンにパンダに加え、天然記念物のヤンバルクイナ、ケナガネズミ、オキナワトゲネズミのほか、イノシシもたびたび出没します。実際に衝突事故も発生しています。

滅多にないですが、動物と衝突して車が傷ついた場合は、必ず警察とレンタカー会社に連絡してください。連絡せずに返却すると、保険の関係でトラブルになることがあります。

出没が多い地域には上記写真の標識が設置されているので、見かけたらより一層の安全運転を心がけましょう。

希少動物を轢いてしまった場合

万が一、ヤンバルクイナちゃんや希少動物を轢いてしまった場合は、ヤンバルクイナ救急ダイヤルへご連絡ください。ちゃんと保護して治療する施設があります。

連絡先は 090-6857-8917(NPO法人 どうぶつたちの病院沖縄)
または環境省やんばる自然保護官事務所(0980-50-1025)
※2026年8月現在

余談ですが、信号待ちで前の車がやけに車間距離を取って止まっていることがあります。夏は頻繁に。これは電柱やトラックの陰に入るため。
車内でも紫外線は強いので気持ちは分かりますが、適切な車間距離を保ってもらいたいものであるのであ〜る。


沖縄でレンタカーを運転するコツ

やっぱりGoogleマップ最強説

レンタカーにはカーナビが付いていることがほとんどですが、渋滞状況や所要時間の精度では結局Googleマップ先生が一番。混雑時の迂回ルート案内も優秀。

運転中の凝視には注意しつつ、上手にGoogle先生を活用しましょう。

コンビニはセブンイレブンの駐車場が止めやすい

沖縄は駐車場が狭い店舗が多い中、セブンイレブンは駐車場を広く確保でき、出入りのしやすい立地を選んで出店しているため停めやすいです。その影響で、最近はファミリーマートでも駐車場が広めの店舗が増えています。

乗り慣れたサイズの車を選ぶ

沖縄旅行!せっかくなら高級車や大型車に乗ってみようぜ!って人も。

運転技術に自信があれば快適なドラドラドライブになりますが、普段の乗り慣れた車幅より大きい車で那覇市内などの狭い道を走ると事故のリスクが急上昇⤴️

最近は外国人観光客が、大型の高級車を借りてることが多いですが、それも外国人観光客の事故が多くなった原因かもしれません。

目撃情報

最近目撃したのは、大型の高級車(Hからはじまるとっても大きな外車)を借りた若者グループのご一行様が、小さ目の交差点を曲がりきれず電柱に『ガッリッ』。車体をこすってしまう場面を目にしました。ちゃんと保険に入っていたのだろうか、とオジサンは心配になりました。
車幅の感覚は想像以上に変わるので注意してください。

全国区で話題になったニュース

過去にはこんな迷惑行為が全国ニュースでも流れていました。
マナーとモラルをもって運転しましょう!
出典:沖縄タイムス
【動画あり】高級外車で海に入る 屋根に上って記念撮影の迷惑行為 レンタカー会社が費用請求へ

ちなみに、高級車を批判しているわけではございません。
高級車を貸し出ししているレンタカー屋さんも複数あるので、運転に自信がある紳士な方は高級車も検討してみては?

ETCカードは持参を

ETC入口

ETC搭載のレンタカーは増えていますが、沖縄のETC普及率は約80%(全国平均94%)と低め。
高速など年に数回やまったく乗らない人も多いので80%は高いようにも思いますが。

しかもこの普及率にはレンタカーも含まれるため、実際の普及率はさらに低いかと。
なので、沖縄の高速道路の現金レーンは今も行列ができがち。
許田インターなどの混雑時、ETCがあればスムーズに高速へ入れますよ。

レンタカーを借りる際、ETC対応車か確認しておきましょう!

サングラスは必需品

沖縄の紫外線量は多くの季節で東京の約1.5倍。

運転時のサングラスは必須です。美ら海水族館など北部から夕方に那覇へ戻る場合、高速道路上でずっと西日を正面から浴びることになります。これかなりキツイです。

西日の運転

忘れた場合は現地で購入しておくことをおすすめします。サービスエリアでも売ってます。

保険はフルカバーで

レンタカーの基本料金には最低限の対物・対人保険が含まれていますが、任意で加入できる「免責補償」(事故時の車両・対物の自己負担分をカバー)と「NOC補償」(事故・故障時の営業補償)もあります。

任意保険の説明

数千円を惜しんで加入しなかったばかりに、後で数万円の請求を受けるケースもあるため、加入しておくと安心です。

「よんなーよんなー」の心で

マナーの悪い車、ゆっくり走る高齢者、荒い運転のYナンバー車に出くわしても、イライラせず「これも沖縄らしい風景」と捉え、楽しんで、安全運転を心がけましょう。


やっぱり不安になっちゃった方へ

バスを利用しての沖縄観光

どうしてもレンタカーの運転が怖いという方は、バスなどを使っての観光もおすすめです。

ペーパードライバー講習

運転に不安のある人向けに、出張型のペーパードライバー講習なんかもあります。
日程と予算に余裕があれば、旅行初日に受講してみるのも一案です。

それでは、楽しい沖縄旅行を!