ここ数年、和室のおしゃれなインテリアとして大人気の「琉球畳(りゅうきゅうだたみ)」。
「縁(へり)がなく、正方形のスタイリッシュな畳」というイメージで、ご自宅のリフォームやDIYで取り入れる方が増えています。最近では、日本文化が好きな海外の方からも注目を集めていますよね。
しかし、「縁がない正方形の畳=すべて琉球畳」だと思っていませんか?
実は、市場に流通している安価な縁なし畳と、古くから沖縄で作られてきた「本物の琉球畳」には、素材や耐久性に大きな違いがあります。
今回は、本物の琉球畳に使われる沖縄伝統素材「ビーグ」の特徴やメリット、高額な理由、さらにはおすすめの沖縄の畳店まで詳しくご紹介します!
本物の琉球畳と一般的な畳の違いとは?
本土の一般的な畳と、本物の琉球畳は「使われている草(素材)」が根本的に異なります。
| 項目 | 一般的な畳 | 本物の琉球畳 |
| 主な原料 | 本土産のイグサ(セトナミ、ひのみどり等) | カヤツリグサ科**「七島藺(しっとうい)」** |
| 沖縄での呼称 | – | ビーグ |
| 主な生産地 | 熊本県など | 沖縄県うるま市、九州の一部 |
| 特徴 | 柔らかく香りが良い | 太く硬い、竹ひごのような強度 |
沖縄ではカヤツリグサ(七島藺)のことを「ビーグ」と呼びます。
本土のイグサに比べて3〜4倍の太さがあり、竹ひごに近い硬さを持っているのが大きな特徴です。強度は一般的なイグサの5〜6倍とも言われており、暑く湿気の多い沖縄の気候に適した頑丈な素材なのです。

本物の琉球畳(ビーグ畳)が持つ4つの特徴・メリット
本物の琉球畳には、一般的な畳にはない優れたメリットがたくさんあります。
1. 圧倒的な耐久性(とにかく丈夫で長持ち)
草自体がとても太く硬いため、非常に丈夫です。傷みにくく長持ちするため、裏返しにして長期間使い続けることができます。
2. 本土イグサの約2倍!優れた吸湿・放湿性
湿気の多い沖縄の気候で育ったビーグは、本土のイグサの約2倍の吸湿・放湿効果があります。日本のじめじめした夏のベタつきを抑え、素足で歩いてもサラッと心地よく過ごせます。
3. 夏場にひんやり気持ちいい肌触り
素材が硬めでしっかりしているため、夏場に寝転がるとひんやりとした涼しさを感じられます。
4. 使うほどに深まる「美しい経年変化」
長年使い込むことで、表面が徐々に美しい飴色(あめいろ)へと変わっていきます。まるでワックスをかけたかのような自然な光沢感が生まれ、経年変化を楽しめるのも魅力です。
琉球畳のサイズと気になる価格(なぜ高額なの?)
琉球畳の購入を検討している方が一番気になるのが「サイズ」と「価格」ですよね。
琉球畳の基本サイズ
基本的には半畳サイズ(880mm × 880mm)が主流です。(※一部 820mm × 820mm などの規格もあります。)
琉球畳が高い理由
結論から言うと、本物の琉球畳は一般的な畳に比べて「約2倍以上」の価格になります。
さらに、一畳スペースに半畳サイズを2枚敷くことになるため、必要枚数が増えて割高に感じられます。
高額になるのには、明確な理由があります。
- 手作業による刈り取り(人件費)
本土のイグサは機械での収穫が可能ですが、ビーグは太く硬いため手作業で刈り取りを行う必要があります。 - 加工が難しく職人の手作業が必要
素材が硬いため機械での製畳が難しく、熟練の職人でも1人1日で2畳程度を作るのが限界と言われています。
大量生産ができない貴重な素材だからこそ、価値と価格が高くなっているのです。
本物の琉球畳・ビーグ製品を購入する方法
現在ネット通販などで販売されている「琉球畳」と記載のある商品の多くは、本土産の一般的なイグサを使用したものや中国産、さらには樹脂などの人工素材で作られた「琉球畳風(縁なし和紙畳など)」の製品です。
「品質が高く、沖縄県産ビーグを使った本物の琉球畳がほしい!」という方は、沖縄県内の畳店へ直接相談・見積もり依頼をしてみるのが一番確実です。
以下に、県産ビーグを取り扱っている沖縄の畳店をご紹介します。
⚠️ ※本土への発送対応可否や最新の施工費用については、各店舗へ直接お問い合わせください。
沖縄のおすすめ畳店4選
- たかえす畳店(那覇市小禄)
- HP:https://takaesu-tatami.com/
- 参考価格:県産ビーグ畳 8,000円〜(半畳)
- 那覇空港から車で約15分。非常に丁寧で良心的な対応をしてくれる信頼できる畳店です。襖(ふすま)や障子の張り替えにもおすすめ。
- 川武タタミ店
- HP:https://www.okinawatatami.com/
- 参考価格:県産ビーグ畳 18,000円〜
- 製造から張り替えまで幅広く対応。沖縄県産ビーグからリーズナブルな素材まで豊富に取り扱っています。
- 嘉手納畳店
- HP:https://www.kadenatatamiten.com/
- 参考価格:県産ビーグ畳 19,000円〜
- 現代のモダンな住宅デザインに合わせたおしゃれな畳提案が得意なお店です。
- 山川たたみ店(名護市)
- HP:https://www.yamakawa-tatami.com/ (※リンク形式を整えています)
- 参考価格:県産ビーグ畳 17,500円〜
- 沖縄本島北部(名護市)にある地域密着型の畳店です。
手軽に試したいなら「沖縄ビーグのラグ」もおすすめ!
「畳を丸ごと入れ替えるのはハードルが高い…」という方は、大手通販サイトで購入できる沖縄県産ビーグを使用した「い草ラグ・カーペット」から試してみるのもおすすめです。
リビングに敷くだけで、本物のビーグならではのサラッとした肌触りと清涼感を手軽に楽しめますよ!
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💡 余談:実は「ビーグ」は食べられる!?
余談ですが、沖縄のイグサである「ビーグ」は、実は栄養豊富なスーパーフードとして食べることもできるんです!
食用ビーグの魅力や味わいについては、また後日の記事で詳しくご紹介しますね。お楽しみに!
まとめ:本物の琉球畳でワンランク上の快適空間を作ろう
- 本物の琉球畳は、沖縄県産の頑丈な素材「ビーグ(七島藺)」を使用している
- 一般的な縁なし畳は、本土産や外国産のイグサを正方形にカットしたものが多い
- ビーグ畳は高耐久・高吸湿・美しい経年変化が魅力の高級品
お部屋に本物の沖縄の風を取り入れたい方は、ぜひ沖縄県産の「ビーグ畳」を検討してみてはいかがでしょうか?
